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医院概要

主な診療内容

皮膚疾患について

帯状疱疹
帯状疱疹とは?

帯状疱疹は小さな水ぶくれができる病気“ヘルペス”の一種で、ウィルスが原因となって起こります。ウィルスが原因と書くと、『うつされた』と思いがちですが、ほとんどの場合、他人からうつされたものではありません。帯状疱疹の原因となるウィルスは子供の頃によくかかる水疱瘡(みずぼうそう)のウィルスと同じものです。水疱瘡が治った後もウィルスは体に潜んでいます。そして何のきっかけでウィルスに対する抵抗力が落ちてくると、また病気になってしまうのです。

治療方法

まずは、医師の指示に従って治療を受け、十分な栄養と睡眠をとって安静にすることが大切です。

水ぶくれは破らないようにしましょう。(細菌感染防止のため)

普通は人にはうつりませんが、水疱瘡にかかったことの無い人にはうつることがあります。特に小さな子供にはできるだけ接触しないように注意しましょう。

神経痛が長引くことがあります。大抵は皮膚の症状が消えると同時に傷みも取れます。しかし、ぴりぴりするような焼ける痛みが続くときは医師に相談しましょう。

 

 

アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは?

強いかゆみがある湿疹が、よくなったり悪くなったりを繰り返す病気です。顔や首、ひじの内側やひざの裏側などに湿疹が左右対称に現れ、放っておくと全身に広がっていきます。非常にかゆいのが特徴で、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら慢性に経過します。気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎などにかかりやすい傾向があります。

アトピー性皮膚炎の原因

遺伝的な体質と環境の2つが原因です。アレルギーだけで起こっているわけではありません。「食べ物」「ダニ」などに注意すれば治ると誤解されていることが多いようです。もちろんアレルギーも1つの原因ですが、ドライスキンといった遺伝的な体質や、乾燥、発汗、ひっかくなどの環境による影響も重要です。

日常生活のセルフコントロール

お手入れ方法、原因となる刺激物を知ることが、敏感なアトピー肌とつきあうはじめの一歩です。かゆくなってもかかないようにする心がけも大切です。

  • 汗や汚れは、すぐ荒い落としましょう
  • せっけんをよく泡立てて、洗うときはやさしく
  • お風呂の後は、保湿剤でうるおいを与えましょう
  • 肌ざわりのよいやわらかい衣類を選びましょう
  • ストレスは大敵です
  • 引っかきキズを作らないようにつめをきちんと切りましょう
  • こまめに部屋のお掃除をしましょう
  • つらいかゆみを抑える方法を知って、かかないように我慢しましょう
治療方法

抗ヒスタミン薬でかゆみをコントロール、ステロイド外用薬で皮膚の炎症をコントロールします。

水虫

最近、話題になっている水虫。自覚症状がないうちに病気が進行している場合があるので、自己診断しないでご相談ください。 

  • 足の指の間の皮がむけている
  • 足の裏に水泡(水ぶくれ)ができている
  • 足の裏やかかとの角質が厚くてざらざらする
  • 上記の症状は、夏に悪くなり、冬になるとおさまりますか? はい / いいえ

ひとつでもチェックの入った方は水虫になっている可能性があります。
「足の水虫かもしれない」と思われた方は当医院で受診されることをおすすめします。

 

爪白癬(爪水虫)

ご自身の爪の変化が「病気」によるものだと知っていますか?

「爪白癬(つめはくせん)は自分の体のほかの場所、あるいは家族

やまわりの人にうつされてしまう可能性のある感染症です。
きれいな爪を取り戻すために、また、感染を防ぐという意味からも、治療が不可欠です。

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爪白癬(爪水虫)ってどんな病気?

爪白癬は多くの場合、足白癬、いわゆる足の水虫を放置したため起こります。足の皮膚(角層)にいた白癬菌が、徐々に爪の中に入り込んで爪白癬を起こすのです。このように自分自身はもちろん、家族やまわりの人にうつす可能性があります。

爪白癬(爪水虫)になるとどうなるの?

爪には知覚神経がないため、痛みやかゆみといった自覚症状はありません。多くの場合、爪が濁って厚くなったり、変形します。こうした爪の変化を「年のせい」と思っている方も少なくありません。見た目の問題もありますが、何よりも問題なのは白癬の感染源となっていることです。

  • 足の爪が白くにごっている
  • 足の爪が黄色く変色している
  • 足の爪が厚くなっている
  • 足の爪がもろくボロボロかける

ひとつでもチェックの入った方は水虫になっている可能性があります。
「足の水虫かもしれない」と思われた方は当医院で受診されることをおすすめします。

ワンポイントアドバイス
  • 家族全員で治療しましょう
  • 正常な爪に生え変わるまで、根気強く治療しましょう
  • お風呂上りの爪が柔らかい時に、ニッパーやヤスリで爪を削りましょう
皮膚そう痒症
皮膚そう痒症とは

発疹がないのに、かゆみだけがあらわれる疾患です。かゆみは局所に限られることもありますが、多くは皮膚の広い範囲におよびます。原因は内臓疾患、薬剤、食品、妊娠、心因性、高齢者のドライスキンによるものなどさまざまですが、このなかでも最も多いのが高齢者のドライスキンです。

ドライスキンのケア
  • 乾燥しがちな住環境を改善しましょう
    (エアコンや暖房器具の使用を控える)
  • 皮膚の清潔を保つために、入浴や石鹸もほどほどにしましょう
    (皮膚の表面の脂質を奪う原因になるため)
  • かゆみを引き起こす刺激をさけましょう
    ウールなどの刺激のある肌着、飲酒や香辛料、発汗、ストレス
  • 入浴後はスキンケアを忘れずに
治療方法

抗ヒスタミン薬でかゆみをコントロールしましょう。かゆくてもかかないことが大事です。かゆみが強いときは、お薬の助けが必要です。

とびひ

「とびひ」は伝染性膿痂疹といいます。黄色ブドウ球菌やレンサ球菌といった名前の細菌が原因でおこる皮膚の感染症のひとつです。「とびひ」には抗生物質が効果的です。感染力が強いので、いち早い治療が必要です。

植物かぶれ

かぶれは接触皮膚炎といって、触れた物の刺激からおこる皮膚の炎症です。ウルシなどにかぶれると、皮膚に赤い斑点ができ、強いかゆみを感じます。

一口にかぶれといってもいろいろな種類がありあます。

  • 刺激性接触皮膚炎
  • アレルギー性接触皮膚炎

かゆいからといってかきむしったり、自己判断で手許にある塗り薬ですませようとするのは禁物です。早めにかぶれの真犯人をつきとめ、適切な治療をうけてください。

じんましん

私たちの皮膚の表面は角層とよばれ、外部の刺激物などの進入からからだを守る役目をしています。角層の下に表皮と真皮があります。真皮にはじんましんの原因となるヒスタミンなどを貯えている細胞(肥満細胞またはマスト細胞と呼ばれます)が存在します。この肥満細胞がなんらかの刺激を受けると、ヒスタミンが皮膚の毛細血管に作用すると、血液成分が血管外へ漏れ出して皮膚にミミズ腫れやブツブツ(疱疹)と赤み(紅斑)をもたらし、また皮膚に存在する神経にさようしてかゆみを生じます。その発生機序にはアレルギー性と非アレルギー性とがあります。

症状に応じた抗ヒスタミン剤を服用する必要があります。